2004年08月06日

Yomi-Search 登録に関する問題点

Yomi-Search に登録するのは SEO 的に意味があるかどうか、第13回 HTML 形式の Yomi-Search は SEO 対策になりそう で書いたことがある。

最近、SEO 対策意見掲示板 で YST で検索すると、Yomi-Search の URL が、自分のサイトよりも上に表示される場合があり困っている、という書き込みが多い。

なぜ、このようなことが起きるのだろうか?具体的に解説したい。

Yomi-Search は登録しているサイト (C) にジャンプするときに、何回ジャンプされたか等をカウントする機能がある。その機能があるため、一度 CGI ファイル (B) を経由してから目的のサイト (C) を表示する仕組みになっている。問題となっているのは C よりも B の方が YST で上位に表示されると言うことだ。

 A. Yomi-Search の設置ページ
 B. Yomi-Search のジャンプ回数カウントページ
 C. 目的のページ


ここで、ロボットの動きを説明する。

I. まず、クローラが 2 番の URL にアクセスをする。

IDクロールページソースコード
1http://www.su-jine.com/<html>1 のソース</html>
2http://www.su-jine.com/cgi/yomi.cgi?mode=kt&kt=01

II. アクセスしたときに HTTP ステータスコードが 200 OK であれば、ソースコードを取得する。

IDクロールページソースコード
1http://www.su-jine.com/<html>1 のソース</html>
2http://www.su-jine.com/cgi/yomi.cgi?mode=kt&kt=01<html>2 のソース</html>

III. ソースコードの中にあるリンクを抽出し、DB に格納する。

IDクロールページソースコード
1http://www.su-jine.com/<html>1 のソース</html>
2http://www.su-jine.com/cgi/yomi.cgi?mode=kt&kt=01<html>2 のソース</html>
3http://www.su-jine.com/cgi/rank.cgi?mode=link&id=1&url=http://www.su-jine.com/


ロボットは単純な動きをする。ただし、3 番目の URL にアクセスしたときに、II の 200 OK を返さないために Google と YST では動きが異なる。では 200 OK を返さないときの II を解説する。3番目 の URL にアクセスをすると、HTTP ステータスは 301 Moved Permanently か 302 Found となる。それぞれで動きが違うので、それぞれ説明したい。

◆ Google
II-301. アクセスしたときに HTTP ステータスコードが 301 Moved Permanently であれば、Location で指定された URL に DB を上書きする。

IDクロールページソースコード
1http://www.su-jine.com/<html>1 のソース</html>
2http://www.su-jine.com/cgi/yomi.cgi?mode=kt&kt=01<html>2 のソース</html>
3http://www.su-jine.com/1 へ移動

II-302. アクセスしたときに HTTP ステータスコードが 302 Found であれば、Location で指定された URL にアクセスし直す。アクセスし直した先が 200 OK を返すとソースコードを取得する。

IDクロールページソースコード
1http://www.su-jine.com/<html>1 のソース</html>
2http://www.su-jine.com/cgi/yomi.cgi?mode=kt&kt=01<html>2 のソース</html>
3http://www.su-jine.com/cgi/rank.cgi?mode=link&id=1&url=http://www.su-jine.com/<html>1 のソース</html>

結論:Google で検索した場合、301 でリダイレクトされている場合は、1 のソースコードは 1 しか持っていないため、検索にヒットするのは 1 のみである。302 でリダイレクトされている場合は、1 のソースコードを 1, 3 が持っているため、検索にヒットするのは 1, 3 がヒットする。同じソースコードであるため、場合によっては本当のサイトがミラーサイトとして、検索結果に表示されなくなる。

◆ YST
II-301. アクセスしたときに HTTP ステータスコードが 301 Moved Permanently であれば、Location で指定された URL にアクセスし直す。アクセスし直した先が 200 OK を返すとソースコードを取得する。

IDクロールページソースコード
1http://www.su-jine.com/<html>1 のソース</html>
2http://www.su-jine.com/cgi/yomi.cgi?mode=kt&kt=01<html>2 のソース</html>
3http://www.su-jine.com/cgi/rank.cgi?mode=link&id=1&url=http://www.su-jine.com/<html>1 のソース</html>

II-302. アクセスしたときに HTTP ステータスコードが 302 Found であれば、Location で指定された URL にアクセスし直す。アクセスし直した先が 200 OK を返すとソースコードを取得する。

IDクロールページソースコード
1http://www.su-jine.com/<html>1 のソース</html>
2http://www.su-jine.com/cgi/yomi.cgi?mode=kt&kt=01<html>2 のソース</html>
3http://www.su-jine.com/cgi/rank.cgi?mode=link&id=1&url=http://www.su-jine.com/<html>1 のソース</html>

結論:YST で検索した場合、301, 302 に関わらず、1 のソースコードを 1, 3 が持っているため、検索にヒットするのは 1, 3 がヒットする。同じソースであるため、順位付けで本来のサイトよりも Yomi-Search のアドレスの方が上に表示される場合がある。


Yomi-Search は Google にとってはメリットはありそうだが、古いバージョンの Yomi-Search では 301 ではなく、302 でリダイレクトされているため注意が必要だ。YST は 301 も 302 も同じ処理をするため、本来のサイトよりも上位に表示される場合がある。

HTTP ステータスを返すのは、Yomi-Search を設置しているサーバであるため、登録者がステータスコードをいじることはできない。また、クローラが Location で指定された URL にアクセスするときに REFERER に元の URL を設置してアクセすることもない。

では、登録する URL を変えてみてはどうだろうか?例えば、Yomi-Search に登録する URL を http://www.su-jine.com/redirect.php 等とする。この URL は自分のサイトであるため、クローラの制御も可能である。YST のクローラが redirect.php にアクセスがあったら空白ページを表示する。それ以外は 301 で http://www.su-jine.com/ にリダイレクトする。こうすれば、YST で Yomi-Search の方が上に表示されることはなくなるはずである。

投稿者 Su-Jine : 2004年08月06日 00:38

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トラックバック時刻: 2005年02月17日 21:20

コメント

自分のサイトはYomi-searchではないのですが、やはり同じような仕様で作られているであろう検索プログラムのジャンプ回数カウントページがYSTで表示されます。ところがもっと問題なのは、このカウントページ以降に本体(このブログでいうCのページ)が終ぞ表示されないのです。過度なSEOをしているつもりはまるでないのですが、この場合はスパム扱いをされていると考えるべきなのでしょうか。

投稿者 humi : 2004年08月07日 17:42

スパムかどうか判定するには、サイト名や URL 等で検索するとわかると思います。YST でスパムと判定された場合は、インデックスから削除されるはずです (YST のヘルプに記述があります)。そのため、何らかのキーワードでヒットするのであればスパムとして判断されているわけではありません。

投稿者 Su-Jine : 2004年08月07日 20:18

お返事ありがとうございます。そうでしたか・・。確かにサイトのURLで検索すると出てくるのですが、サイト名(完全ユニーク)で検索しても出てこないのですが・・。とても不安になっております。ありがとうございました。

投稿者 humi : 2004年08月10日 08:59

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